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■「JPEG、GIF、PNG、TIFF、BMP」5つの画像ファイル形式の違い

2022年2月10日

JPEG、GIF、PNG、TIFF、BMP…
今まで何となく使っていたけれど、この5つにはどのような特徴があるのでしょうか?

 

画像ファイル形式の違い

jpg・gif・png・tiff・bmp ※クリックすると画像が拡大されます

◆JPEG/JPG(ジェイペグ) ※どちらも意味は同じです

1677色を表現できるため、色数の多い画像などに重宝されています。
高画質の状態でデータ容量を小さくすることができるため、
スマートフォンやデジタルカメラでは、このJPEG形式での保存がデフォルトになっています。
写真には強いのですが、沢山の色を重ねて表現するため、
輪郭がくっきりとした文字や図形には、エッジがかすれて見えてしまうので不向きです。

JPEGは背景の透過(背景を透明にすること)ができません。
画像を保存すると背景色か白背景となります。
また「非可逆圧縮方式」を採用しているので、画像の編集や保存を繰り返すと、
画質が圧縮され、劣化してしまいますので注意が必要です。

JPEG画質劣化

◆GIF(ジフ)

256色で表現できるので、ロゴやアイコン、1色や2色などで作られる簡易なイラストに適しており、
逆に色数の多い写真には不向きです。
GIFはアニメーション画像が作成できる点が特徴で、
特に色数の少ないアニメーションなどでよく使用されています。

GIFは背景の透過が可能で、JPEGと違い「可逆圧縮方式」を採用しているため、
編集・保存を繰り返しても元の画質が維持されます。

◆PNG(ピング)

Webでよく使用される画像形式です。JPEGと同様にフルカラー1677色を表現でき、
GIF同様に背景を透明にすることも可能です。
また「可逆圧縮」を採用しているので、
画像の編集・保存を繰り返しても、元の画質を維持できるメリットがありますが、
JPEGやGIFに比べて若干データ容量が重くなってしまいます。

PNG画質 ※PNGには「PNG-8」「PNG-24」「PNG-32」の3種類があり、
数字が大きいほど表現できる色の数が多くなります。
「PNG-24」「PNG-32」ではJPEGと同様1677万色以上の色を扱うことができます。
主流は「PNG-8」と「PNG-24」です。

◆TIFF(ティフ)

TIFFはJPEGのように画像を圧縮してもデータを損なうことがないため、
大きなポスターやパンフレットの表紙など、高解像度の画像が必要とされる場合に使用されるデータです。
プロのカメラマンが撮影する際は、TIFFデータがよく見られます。

◆BMP(ビーエムピー/ビットマップ)

BMPはWindowsでの標準的な画像形式です。アイコンなどでよく見られます。
BMPは他と違って圧縮されたデータではないため、元画像の再現率が高いですが、
データ容量が莫大な量になるため、Webサイトやメール添付には不向きな画像です。
RGB対応のため、印刷にも適しておらずデータの一時的な保存に向いています。

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