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■この写真はパンフレットに使えるの?解像度を調べる計算式とは?

2022年2月2日

パンフレットに沢山の写真を使いたいけど、粗い写真がちらほらと…
入稿の際に「解像度が足りません」という指摘が入る前に解像度の判断基準を知っておきましょう!

印刷に最適な解像度

フルカラー印刷物に使用できる数字上の基準は
解像度300dpi~400dpiの原寸サイズです。
それ以下になると粗く見えてしまいます。

ただ、基準以下だからNG!というわけではありません。
B1のポスターの全面とA4のチラシの隅に掲載する場合では全く変わってきますよね。
解像度とは掲載サイズも大きく関係します。 この画像は使えるか? 実際の計算式に基づいて実際に計算してみましょう!

その1 掲載サイズを調べよう!

まずは掲載サイズを調べてみましょう。

その2 掲載する画像のサイズを調べよう!

<解像度サイズの調べ方> 
Windows 該当の画像を右クリックし、赤枠の部分を確認してみましょう。 画像サイズの調べ方

その3 実際の画像サイズを計算してみよう!

必要な情報が揃いましたので計算してみましょう。
掲載サイズ:148mm×210mm
ピクセル:幅996×高さ664  

<計算式>
ピクセル÷推奨解像度(350dpi)×25.4mm
【ピクセル(画素数)】
=画像を構成する点の数です。
印刷のデータに使われる見た目の大きさではないので、計算式で「ミリ(センチ)メートル」に変換します。

【推奨解像度】
カラー印刷の際に推奨する解像度(300~400dpi)での計算が必要です。今回は350dpiにします。

25.4mm
25.4mm=1インチ
解像度 =1インチの1辺に並んでいるドットの数なので、センチメートルに変換するために「25.4」を用います。  

幅 :996ピクセル÷350dpi×25.4=72.3mm(7.23cm) 
高さ:664ピクセル÷350dpi×25.4=48.2mm(4.82cm)
印刷可能サイズ=72.3mm×48.2mm  

印刷可能サイズが算出されました。
掲載サイズ148mm×210mmで使用すると画像が粗く見えてしまいますが、幅72.3mm×高さ48.2mmの小さい紙面掲載ならば使えそうです。

ただしあくまで数字上の基準なので
解像度が高くても粗く見えたり、低くてもきれいに見える事もあるため、、
一概には言えません。結局は最終決定者が見てOKがどうかです。
数値上の参考にしてください。
またトリミングの際もご注意ください!

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