この新型コロナウイルスはさまざな変化を世界中にもたらし続けている。ソーシャルディスタンスもマスク着用も社会生活の必須要件となる。

以前から、マスクはきわめてアジア的な衛生用品だと思っていた。

風邪のとき、花粉症対策など、また衛生面を求められる職場での着用も当然で、日本では日常的な存在。

しかし、欧米では街角でサングラスをかける人は多く見かけても、マスクをした人はほとんどいなかった。

このマスク着用については、コミュニケーション文化の差とも関連する。欧米人は口元で人の表情を察知する。

これは日射等の影響でサングラスをすることが多いためかもしれないが、コミュニケーションでは口元がより大切ということらしい。

一方、日本ではモノを言わずとも、目でのコミュニケーションを重視する。など違いがある。

しかし、今や全世界中がマスクを着用。

このウイルス感染を予防するには、最重要の防具となったのだ。

関連して、アルゼンチンから、こんなニュースが舞い込んだ。

「これまでマスクを使用する習慣がなかったわが国でも皆、着用するようになりました。

しかし、耳の不自由な人たちにとって、相手の口元が見えないことは、大変問題ということで、急きょ、透明のマスクを生産する会社も出てきました」。

なるほど、マスクもＵＤでなければならないのだ。口元は確かに大切だ！

透明マスク。調べてみたら日本でも接客用などで需要があるようだ。

マスクから、コミュニケーションを考える日がくるなんて・・・。（マーサ）