私がまだ子供だった頃、美術館やコンサート、舞台鑑賞が大好きだった母に連れられて、出掛けていたことを最近よく思い出します。あれから何十年と月日を重ね、当然、母も私も年を重ねました。

「また、昔のように一緒に行きたいな。」と思いながら、なかなか実現できずにコロナ禍に突入・・・。

その間に足腰を悪くした母は、思うように外出もできず、

「無理をしてでも、なぜあの時に行かなかったんだろう。」と後悔する日々を過ごしていました。

そんな話をTKGメンバーのマーサにしたところ、「自宅でコンサートをしてくれる、出前サービスがあったらどう？」と言われ、もちろん、そんなサービスがあったら試してみたい！と思ったところ、何とシンガーソングライターでありピアニストでもあるマーサ発案の新サービス「とことん❤よりそいコンサート」が、まさしく私の母のように自由に外出できない方に、ぴったりの内容でした。
マーサ自身が、自宅や指定する場所に出張して、オリジナルのコンサートをやってくれるのです！

必要な楽器はピアノのみ。自宅にない場合はキーボードを事前に届けてくれて、当日、マーサがご自宅までお伺いするというシンプルさ。全国各地、世界のどこにでも出かけてくれるとのこと！

今回は、その時期がタイミングよく母の誕生日に近いこともあり、トントン拍子でサプライズコンサートをお願いすることになりました。

実施にあたり、事前にマーサからいろんな質問が来ました。両親の好きな音楽をはじめ、結婚記念日や誕生日情報、両親の性格、家族にまつわるエピソードなど、一見、歌には関係ない情報もいろいろヒアリング。

この「事前の共有」をもとに、マーサがオリジナルのプログラムを企画、当日、笑いと感動、涙を誘う素晴らしいコンサートを開催してくれました。

❤その当日の様子を少し紹介します。

1970年、万国博覧会が開催された年に結婚した両親に向けて・・・。

＜こんにちは～、こんにちは～、世界の国から～♪＞でコンサートがスタート。当日は寒い日でしたが、「こんな日は春が待ち遠しいですね！」などMCも兼ねたマーサの饒舌な喋りが場を和ませ、「春よ来い」という童謡が披露されると、みんなが口ずさみます！

昭和５０年代に流行った母が大好きな歌が披露されると、こんな楽しそうな表情の母はいつぶりかなと思うほどイキイキとして、マーサと一緒に歌っていました。その姿に思わず涙が出そうになったところ、私の兄はすでに号泣・・・(笑)

コンサートではシャンソンやマーサのオリジナルソングも披露されました。マーサと事前に共有したエピソードと歌が見事にリンクした、世界にひとつのスペシャルコンサートは、家族みんなの心が温かくなる素敵な時間となりました。

最後はバースデーソングで締め、ケーキが登場する演出で終わりましたが、皆、興奮冷めやらずの状況でした。

何より、母が喜んでくれたことが一番です。そしてその姿を見れたこと、

家族みんなが集まってお祝いできたこと。

単なる「集まり」ではなく、特別な日になったのは、間違いなく素敵なコンサートがあったからです。

音楽の力を再確認した日でした。

同時に、こんな素晴らしいサービスはもっと沢山の人に知ってもらいたいと思いました。

音響が近所迷惑にならないよう、もちろんマーサが調整しますし、電子ピアノの設置もお任せあれ。

高齢化がクローズアップされる日本ですが、出張コンサートのように自宅で心が豊かになる、非日常の時間が楽しめるとっておきのサービスがアイデア次第で発展する気配を感じました。

コンサートを出前するって、これからの時代の新常識かもですね！

詳細はこちら

グラン・ルー おかげさまで25周年 感謝の事業 のお知らせ | La Grande Roue (mahsa.jp)

【マーサと談笑する両親】