国を越えて共に学ぶ、若者たちに心からエール! ~TKG ふたたび教壇に立つ!~

シゴト|2023/03/27

マーサ

 

近年、産学連携の例はさまざまな形で増えており、民間企業が学校の授業のお手伝いをしたり、学生が新鮮な発想と豊かな感性で、企業の企画や広報に参画したりと、学生の町「京都」では、企業と若者との交流がますますさかんである。
また、京都は、全国各地、世界中から学生が集まってくる街であり、多様な学生たちの交流にもさまざまな展開があり、夢もひろがる。

実は30年以上前になるが、自分自身も、京都の大学で学んだため、全国から来た学友に出会えた刺激は今も記憶に新しい。

そして当時のさまざまな交流は、社会人となった今も本当に懐かしく、そしてそれがあったからこそ、今があると思うことも少なくない。学生時代の経験は、本当に人生の宝物である。

そんな思いをそれぞれ胸に、今回もわがTKGは、京田辺で学ぶ学生さんたちの「共修プログラム」のお手伝いをすることになった。

 

大学で学ぶ留学生と日本人の学生がチームとなり、共通の目的に向かって、コミュニケーションを重ねながら、期間内に一緒にモノをつくっていくというプログラム。その進め方、作り方、発信の方法についてTKGのメンバーが交代で講義を行い、そしてその制作の過程もサポートするという内容。

テーマは留学を検討している海外の人たちに、「いかに当大学での生活に興味をもってもらい、留学候補先として検討してもらうか?」そのためのツールづくりである。

 

このテーマに対し、今まさに留学生活をリアルに体験している留学生と日本人学生が大学生活の魅力発見から、ツールの企画制作にいたるプロセスを一緒に検討、協議しながら、まとめていく。大学の単位には含まれない特別なプログラムであるため、その打ち合わせの段取りも一苦労。すべて自分たちが主体的に考え、進めていかねばならない。実はこのプロセスがとても重要なプログラムである。

 

【講義の様子_第3回目】

 

TKGの講座は、全部で4回。企画立案、提案資料作成、実際のツールづくりについて、そして広報に
ついて。これらの講座の合間に、学内プレゼンや実際の制作期間が設定され、最終的にサポートいただいた先生方に、出来上がった成果物を見せ、説明を行う成果報告会が3月半ばに行われた。

 

このプログラムで制作されたツールは2種類。動画による京都の文化も伝えながら、大学生活の魅力を伝える「FEEL JAPAN」と、パンフレットで紹介する「Life in kyotanabe」。

各チームのメンバーが、調査や打ち合わせを重ね、作り上げた企画である。
留学を考える人に役立つ情報も多く、大変ユニークな視点でまとめあげられており、良い作品に仕上がった・・と、報告会に参加された先生方にも大変好評であった。

 

ともに考え、コミュニケーションしながらツールをカタチにしていく。
学生同士はもちろん、大学へのプレゼンテーション、そして学外の社会人とのやりとり。
この共修プログラムは「コミュニケーション」が最大のポイント。
言葉や世代、環境を越えたさまざまなコミュニケーションをくりかえしながら、成果物を完成させていく。大変貴重な経験だ。

 

私は前回通り最終回の「広報について」の講座を担当。レクチャーのあと、
ワークショップとして自分たちが作ったツールについてメディア向けを想定した発表会を実施したが、
各チームとも、素晴らしいチームワークを発揮し、いきいきとプレゼンをしてくれた。

 

【講義の様子_第4回目】

 

 

講座前には、スマホにある原稿を見ながら、うつむいて発表していた学生が、講座後のプレゼンでは、前を向いて、生の自分の言葉で一生懸命話している様子を見て、その変化に感動。
そうそう、と拍手を送りたくなった。自分の言葉で伝えるのが、一番伝わるのだ。

約8か月間のこのプログラム。言葉の壁を乗り超え、時間の壁を乗り越え、大変、前向きに学んでいただき、素晴らしいツールが出来上がった。
せっかくのツールであるので、これを機に国内外の関係者の方にぜひともご覧いただき、大学留学の選定に活かしてもらえたらと思う。

~共存~これからの社会には最も大切なことであるが、この共修プログラムは、そのことを
実践しながら学ぶことができる、大変有効かつ貴重な取り組みである。

ぜひ彼らの取り組みの成果をごらんください。
(成果報告資料と成果物がごらんになれます)

 

https://se.doshisha.ac.jp/feature/international/event/all_doshisha//2022.html

 

日頃、提案や制作案件で多忙なTKGメンバー。今回もメンバー同士で打ち合わせする時間もほとんどなく、それぞれが自分の担当をこなし、次につないだが、できあがった成果物を見て、
各メンバーのサポートがそこにきちんと反映されていることを実感でき、安堵した。
今回も自発的な学生さんたちに出会えたことを心よりうれしく思う。

 

学生のみなさん、大変お疲れ様でした!どうぞ、今回の経験を人生の宝物に!

 

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