わが家の掃除機は25年選手。

カーテンなどを強く吸い込んで困るほど吸引力は全く衰えないのだが、重いし、ホースがねじれたり、ぶつかってひっくり返ったり。

買替えを検討するものの、ロボット掃除機は隙間や角の埃が気になるし、ゴミは紙パックに入っていてほしいのでサイクロン式はちょっと…と踏み切れなかった。

そんな折、心惹かれたのがパナソニック「Jコンセプト」の掃除機だ。

TVCMでは、年配夫婦の夫目線で、掃除機を持って階段を上る妻を気にかける様子が描かれている。

店頭で見てみると、デザインと質感が美しく、持ち上げてみて軽さに驚いた。

ホイールの工夫により段差も乗り越えやすいという。吸引力よりも「掃除のしやすさ」を優先し開発されたのだとか。「そうそうこれよ！」とモヤモヤが一気に晴れた思いがした。

「Jコンセプト」は、同社初の50～60代をターゲットとする家電シリーズで、2 年もの開発期間が費やされた。ニーズ調査ではなく、ユーザーに寄り添い交流して得た知見を反映するマーケットインを徹底。

他にも、洗濯機はシニア層の体格をもとに衣類の取り出しやすさが検証され、大型タッチパネルに大きめ文字・シンプルなコース設定で操作も分かりやすい。

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ハイスペックよりも、「使いやすさ・分かりやすさ・見やすさ」。

さらに、シニア世代を「目利き世代」と位置づけ、その配慮を全面に押し出さない日本的美意識が魅力につながっていると感じた。

取材協力：パナソニック株式会社
https://www.panasonic.com/jp/home.html