「若いみんな、よう聞いといて。

　やりたいことは“やりたい！”って口にせなあかんで。

　熱意が声にのれば人に伝わるし、手伝ってくれる人もいるはず。

　想いをもって声にし続けてたら、案外実現するんやから」

これはとある研究会の代表のインタビューで、私たち取材陣に投げかけられた言葉です。

飾りっけがないながらも、愛情のこもった口調。

研究会や代表の功績を伺うための取材でしたが、初めてお会いした私たちにも温かい気持ちを向けてくださっているのが伝わってきた瞬間でもありました。

アイデアをカタチにする工程を楽しみ、一緒に楽しめる仲間を増やしたいと願う。

誰にでも分け隔てなく接し、「いや、嬉しいわ！ 本当にありがとう」と、感謝の心を伝えることを大事にする。

そんな方が発した言葉だから、余計に響いたのかもしれません。

思い返せば、社会人デビューして数年間は、そんな温かな言葉を投げかけてくれる先輩もいたような。。。

「若いみんな」に位置づけられるほど若くない自覚がある私としては、そろそろ若いみんなに投げかけてあげる番だなと思ってしまいました。

日本は4年後には2025年問題を迎え、超高齢社会（国民の４人に１人が75歳以上の後期高齢者になり、平均年齢はほぼ50歳と言われる）に突入します。

そういう意味では、30代も40代も50代も若い人です。

そして、急速にIT化が進む今だからこそ、声にすることが大事なのかもしれません。

「若いみんな、よう聞いといて。

やりたいことは“やりたい！”って口にせなあかんで。

熱意が声にのれば人に伝わるし、手伝ってくれる人もいるはず。

想いをもって声にし続けてたら、案外実現するんやから」

この言葉がたくさんの人に届きますように。