自分の好きなことや特技を活かした仕事をしている人は、本当に輝いている！ と思わせてくれた女性のひとりがベビーシッターであり、アロマセラピストでもある大阪在住の杉園恵子さんだ。

杉園さんは保育士として15年の経験があり、自身も3人の子供を持つ母。しかもシングルマザー。そんな超多忙とも言える生活を送っていた彼女が勤務先の保育園を突然退職し、「ママ楽」という活動を立ち上げた。

体調を崩したとき、アロマによって救われたという自身の経験から、アロマセラピストを志した。と同時に保育士としての経験もあることから、この両者を活かし、世の中の忙しいママたちのお役に立てないだろうかと考えたのが２年前。

まさに自分の強みと経験を活かした働き方をはじめたのだ。

ときにはベビーシッター、ときには心や体をほぐすアロマトリートメントの施術、またときには家事代行としても活躍。

そんな多忙な日々をおくる彼女の育児に対する考え方は、いたってシンプル。それは「子供の成長にはママが元気で、そして笑顔でいなければいけない」ということ。「そのために安心して子育てする居場所や仲間と繋がるきっかけをつくるのが私の新しい活動のステージ」だと言う。

そして、自身の将来と家族のために彼女が働き方を変えた結果、子供たちと過ごす時間も増えたそう。「今、幸せですか」という私の問いに、「めっちゃ幸せ！」と大きく頷きながら回答してくれた彼女は、羨ましいほどキラキラしていた。

やりがいや生きがいとなる、いくつもの「わらじ」を履きながら生きていくことが当たり前の時代になるかも。と、しなやかに生きる彼女を見て強く感じた。

（ミリ）
取材協力：ママ楽 ／ E-mail：mamaraku.kids.babynikoniko@gmail.com