紅葉がほんのり色づきだした11月初旬、「梅小路公園で芝ヨガイベントがあるよ」という情報が舞い込んできた。

普段から公園に足を運んだり芝生に触れたりといった機会がない私にとっては、そんなイベントがあるの！？と驚きだったのだが、いただいた案内チラシには以前通っていたヨガスタジオのインストラクターが講師との情報が。

「これは行くしかないでしょ～！」と友人を誘って出かけた。

■いただいた案内チラシ。“参加無料”が魅力的です（笑

スポーツクラブやヨガスタジオ、動画を視聴しながらの自宅ヨガは何度も経験があるものの、芝生の上でヨガをするのは初体験。

芝生を踏んじゃってもいいのかな？　虫がこないかな？　寒くないかな？　上着いるかな？など、友人とあれこれ話しながら公園内を歩き、芝生広場の一角に会場を見つけた。

秋晴れの青空も芝生の緑も眩しいくらいの美しさで、ヨガがはじまる前から気分がぐっと上がった。

ゆったりとした気持ちでマットに立つからだろうか、足裏には芝生の柔らかさや大地の温かさも伝わってきた。

ヨガのポーズをとりながら、太陽光を浴び、風が吹くのを感じる。

遠くで遊ぶ子供たちの声や、風にそよぐ木々の音、鳥の鳴き声も自然と耳に入ってくる。

五感が刺激されるというのは、こういうことだなと感じながら、自然の中にいる感覚を楽しんだ。

■11月なのに初夏を思わせる芝生の青さ。目に眩しい。

ヨガをはじめてそろそろ40分くらいか？と思った頃、予定されていた１時間プログラムが終了。

ヨガ中の体感時間の早さもさることながら、心身ともにスッキリとしリフレッシュできた感覚に驚かされた。

主催の（公財）京都市都市緑化協会によると、梅小路公園で秋冬に茂っている芝生は９月末に種まきをする「冬芝」だそう。

お話を伺うまで芝生は自生しているものだと思い込んでいたが、種を植え育てる人が存在することを知り、「公園の芝生も大事に楽しまなきゃ」とつくづく感心した。

■雲の合間から差し込む太陽光がキレイ！

新型コロナウイルス対策や自粛生活による閉塞感が充満する日々が続くが、生活圏内にある身近な自然から「グリーンパワー」を補充してはどうだろうか。

協力：京都市都市緑化協会　http://www.kyoto-ga.jp/