色弱者の遺伝の仕組みについて

今回は色弱者の遺伝の仕組みについてお話したいと思います。

色弱は、X染色体上で遺伝します。

伴性劣性遺伝またはX染色体性劣性遺伝といわれます。性別を決める染色体は、X染色体とY染色体があります。

男性はXとYを1つずつ持ち、Xは母親から、Yは父親から受け継ぎます。男性はXを1つしか持っていませんので、Xが色弱の遺伝子を持つと色弱となります。したがって男性の発生率が高くなります。

 

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一方、女性はXを2つ持ち、母親から1つ、父親から1つ受け継ぎます。

女性は2つのXが共に色弱の遺伝子を持つと色弱となります。2つのうち1つが色弱の遺伝子を持つ場合は「保因者」となります。保因者は日本人女性の10人に1人いるといわれ、ほとんどの場合色覚は正常です。

 

以前、展示会でバリアントールの紹介をしていたら、女性の方から「色弱は男性の方がなるのよね」と言われる方も多かったですが、先ほど述べたように女性の保因者も非常に多いのです。

NPO法人のCUDOさんや、眼科医さんからお聞きした話ですが、お子さんが色弱だと分かった時に、始めて自分が保因者であることを知り、驚かれるお母さんも多いとのことです。