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色弱者の遺伝の仕組みについて

2018年6月13日

今回は色弱者の遺伝の仕組みについてお話したいと思います。

色弱は、X染色体上で遺伝します。

伴性劣性遺伝またはX染色体性劣性遺伝といわれます。性別を決める染色体は、X染色体とY染色体があります。

男性はXとYを1つずつ持ち、Xは母親から、Yは父親から受け継ぎます。男性はXを1つしか持っていませんので、Xが色弱の遺伝子を持つと色弱となります。したがって男性の発生率が高くなります。  

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一方、女性はXを2つ持ち、母親から1つ、父親から1つ受け継ぎます。

女性は2つのXが共に色弱の遺伝子を持つと色弱となります。2つのうち1つが色弱の遺伝子を持つ場合は「保因者」となります。保因者は日本人女性の10人に1人いるといわれ、ほとんどの場合色覚は正常です。  

以前、展示会でバリアントールの紹介をしていたら、女性の方から「色弱は男性の方がなるのよね」と言われる方も多かったですが、先ほど述べたように女性の保因者も非常に多いのです。

NPO法人のCUDOさんや、眼科医さんからお聞きした話ですが、お子さんが色弱だと分かった時に、始めて自分が保因者であることを知り、驚かれるお母さんも多いとのことです。  

〇一般色覚の方が色弱の視野を体感することができる模擬フィルタについて

▼色弱模擬フィルタ「バリアントール」
https://www.takara-sc.co.jp/column/2889/

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