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バーチャルツアーとは?導入の利点や活用事例を紹介

2023年8月29日

バーチャルツアーはVR技術を用いた360度動画などによって多様な体験ができるサービスですが、その利便性からコロナ禍以降も引き続き活用する企業が増えています。 その分野は集客や観光のみならず、教育、採用と多岐にわたっています。そこで本記事では、バーチャルツアー導入のメリットとデメリットや活用事例、始め方について紹介します。

バーチャルツアーとは

バーチャルツアー(VRツアー)とは、VR技術を用いた360度動画や画像などによってオンライン上でさまざまな場所を体験できるサービスです。 利用者はスマホやパソコンなどを使って、自分のペースで動画や写真などを見ながらその場所を自由に探索でき、現地に行かなくてもまるでその場所にいるかのような感覚を味わうことができます。

企業側にとっても、バーチャルツアーを通して商品やサービスに興味を持ってもらうことで、集客や購買につながる可能性が広がるでしょう。 国内や海外旅行などの観光をはじめ、不動産、教育など幅広い業種で活用されています。 旅行の場合は、現地の文化や風景を事前に体験することで実際に旅行するプランの参考にできるでしょう。住宅見学に導入すれば、室内や周囲の環境を事前にチェックできるため、効率的に物件を選べるようになります。そのほか、工場、美術館などの施設内の見学にも用いられています。

バーチャルツアーのメリット・デメリット

バーチャルツアーにはどのような利点と注意点があるでしょうか。具体的に見ていきましょう。

メリット

・物理的、時間的な制約がなくなる
バーチャルツアーは、インターネット環境があれば、ほぼいつでもどこからでも閲覧できます。「見たいもの」に対して物理的な距離がある人や、忙しくてなかなか時間が取れない人が場所と時間を選ばず見られるため、利用しやすいでしょう。

・リアルへの誘導、販売促進につながる可能性が高い
バーチャルツアーによって観光や商品、サービスなどを疑似体験することで、人々の興味や関心を引くことができます。利用者に、実際にも行ってみたい、商品が欲しいと思わせることができ、集客や購買につながる可能性が高まります。体験によってイメージとのギャップが少なくなっていることから、リピートも期待できるかもしれません。

・没入感がありユーザーの印象に残りやすい
VR映像や画像による体験は視覚的な情報が多く、没入感があります。さらに、最先端のVR技術による体験をしたという「特別感」によって利用者の高揚感も高まり、印象に残りやすいでしょう。これもまた、利用者を実際の体験へといざなう大きな要素のひとつとなります。

デメリット

・コンテンツ制作に専門的な技術が求められる
バーチャルツアーを制作するには、高度で専門的な技術や機器が必要となります。特に360度全方位からの立体映像を作成するには、専門の撮影スタッフや専用カメラ、編集ソフトなどを要します。かなりのコストや時間がかかる場合もあるでしょう。 自社だけでは映像の制作ができないときは、外部の専門会社への依頼を検討するのも一案です。

・リアルな体験には及ばない
匂いや触感、人との出会いで味わう人情などは、現実でなければ体験できません。コミュニケーションが一方的になる傾向もあります。VR技術を駆使した映像や写真ならではの臨場感を生かし、利用者を飽きさせない工夫が必要です。

・バーチャルツアーを制作しただけでは集客効果が出ないことも
バーチャルツアー自体が質の高いコンテンツに仕上がっても、見てもらえなければ期待した効果が得られないこともあります。制作と並行して、集客などのマーケティング施策をしておけば効果的とされています。 外部の専門会社に依頼した場合、会社によっては活用のアフターサポートを受けられることもあります。

バーチャルツアーの活用事例

バーチャルツアーの活用事例を、教育、観光、採用、集客などの分野別に具体的な事例を交えて紹介します。

教育

コロナ禍以降、物理的な移動を伴わず、擬似的に大学を見学できる「バーチャルキャンパスツアー」が急増しています。時間を問わないうえに遠方からも参加しやすく、一日に何校も見学できるメリットもあります。

・京都大学
大平印刷株式会社が手掛けたコンテンツです。留学生向けの英語版360度パノラマビューコンテンツに、ドローン映像を追加して、キャンパスをよりリアルに感じられる内容となっています。ドローン映像により大学の魅力をさらに引き出し、イメージアップにつなげる目的で制作しました。
キャンパスの広さと緑の豊かさを表現するために海外の大学のドローン映像を研究し、撮影と編集を工夫。ドローン以外にアクションカメラも使い、上空の映像から人の目線での撮影まで、あらゆる角度による迫力ある映像に仕上げています。
スチール映像だけでは表現しきれない広大なキャンパスや豊かな緑をドローン撮影と編集で表現しています。
京都大学内には、これまで多様な角度からキャンパスを撮影した動画があまりなかったため、今後さまざまな場面でこちらのバーチャルツアーの映像が活用される見通しです。

大平印刷_制作事例:広大なキャンパスをドローンとアクションカメラを駆使して多様な角度から撮影!

観光

景観とともにガイドが歴史などを紹介するバーチャルツアーが多いため、利用者が実際の旅行プランを立てる際に役立つと言われています。さまざまな事情で旅行をあきらめざるを得なかった人が、旅行を疑似体験できるのも魅力のひとつです。旅行会社による有料のバーチャルツアーもあります。

・郡上八幡観光協会
ユネスコ無形文化遺産に登録された郡上おどりで知られる岐阜県の郡上八幡観光協会は、360度バーチャルツアーのWebサイトを開設しています。郡上八幡の風景を全方向360度から見られます。一部の説明文の冒頭には、俳句の歳時記や失われつつある季節の言葉が添えられています。
郡上八幡観光協会 ようこそ360°バーチャルツアーのページ 

集客

企業が自社の商品やサービスの魅力を届ける手段として、工場見学などのバーチャルツアーが活用されています。バーチャルツアーによる現実の集客ならびに販促を目的としており、自社ECサイトへの導線を作ってバーチャルショップへいざなうこともあります。

・アサヒビール株式会社
アサヒビール株式会社は、人気商品である缶ビール「スーパードライ」の製造工程を追った360度VR映像による、工場見学のバーチャルツアーを公式サイトで公開しています。
同サイトには「自宅でもスーパードライのうまさの秘密を体感していただけるよう、スーパードライVR工場見学を制作しました」と制作意図が記されています。
VR映像とCG映像の組み合わせによって、設備の内部に潜入して製造設備のすぐそばにいるかのような感覚を味わえます。
バーチャルツアーはパソコンやスマホなどでも見られますが、VR専用ゴーグルを利用するとよりリアルに近い体験となるでしょう。

オンライン工場見学とは?メリットや開催方法、実施事例などを解説
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人材採用

バーチャルツアーによる会社見学やインターン・体験によって、仕事の具体的なイメージを届けられます。近年は採用の選考を全てオンラインで行う企業も増えており、このバーチャルツアーによって求職者が安心感を持ってエントリーしやすくなるのではないでしょうか。U・Iターンの採用を強化している企業は、移動を伴わずにオフィスの様子を届けられるというメリットもあります。

・京都済生会病院
2022年6月の病院移転に伴ってWebサイトをリニューアル。広く新病院を知っていただくために、バーチャル病院見学ツアーのコンテンツも実装しました。こちらは大平印刷にて制作しました。
VR技術によってオンライン上で病院内を360度全方位見渡せ、その場にいるかのような感覚を味わえるのが大きな特徴のひとつです。
画面にはポップアップを組み込み、各施設の様子を文章や写真で詳しく紹介しています。パソコンやスマホに対応しており、手軽に視聴可能です。
病院という特性上、感染症対策などの観点から大規模な内覧や見学を実施しづらいなか、360度バーチャル病院見学は、医師や看護師、職員などの採用活動や、患者および家族の方に施設の様子を知ってもらうために活用されています。

大平印刷_制作事例:ブランディングとユーザビリティを意識したWebサイトに360°バーチャル病院見学コンテンツも追加

バーチャルツアーの実施方法

バーチャルツアーの実施方法はどのようなものなのでしょうか。コンテンツの作成や依頼の方法を、具体的に紹介します。

作成方法

自社での作成も可能ではあるものの、制作ツールである360度カメラ購入費や3Dモデルを生成するためのプラットフォームの契約費用が必要となります。
また、3D撮影は写真や動画とは撮影方法が異なるため、事前に撮影方法をマスターしておかねばなりません。初期費用を抑えて質の高いバーチャルツアーを制作するには、専門の会社に依頼した方がスムーズでしょう。
外部の制作会社に依頼した場合、ヒアリング→撮影→編集→納品の流れで進んでいきます。

依頼方法

外部に依頼する際には制作会社の実績や過去の作品、撮影データの質や使用カメラの解像度、費用の内訳が明確であるかなどをチェックし、自社の目的に合った会社を探しましょう。
依頼時にはバーチャルツアーの制作目的を丁寧に伝え、バーチャルツアーの公開を通じて、自社の課題解決をサポートしてくれる制作会社を選んでください。

バーチャルツアーを実施する際のポイント

臨場感を演出

バーチャルツアーの醍醐味は現地を訪れたかのような没入感はもちろん、バーチャルならではの迫力や臨場感を味わえることです。うまく演出できるよう、写真やBGMを効果的に使用するなど構成に工夫を凝らすことも大切でしょう。

飽きないコンテンツ作り

画面越しのツアーは現実のツアーとは違って単調に感じやすく、長編になると途中で飽きてしまう可能性も出てきます。映像に変化を入れたり、ポップアップを組み込んだりするなど、利用者が飽きないようなコンテンツづくりを心掛けてください。

双方向のコミュニケーションを取る工夫をする

単に映像を提供するだけでは単調な内容になってしまいがちです。顧客やゲストと社員が、コミュニケーションをとりながら知識を深め共感できる仕組みがあれば、テレビや動画視聴とは違った効果が期待できるでしょう。例えば、ツアー中にクイズの出題を織り込むと参加意義が増すかもしれません。工夫してコミュニケーションの場を作りましょう。

目的に合ったバーチャルツアーの制作を

VR技術を用いた360度動画によって多様な体験を味わえるバーチャルツアーは利便性が高く、集客や観光だけでなく、教育、採用といった分野で幅広く活用されています。

自社制作はもちろん、専門の制作会社に依頼する場合も、重要なのは事前にコンセプトや目的を明確にすることでしょう。例えば観光のバーチャルツアーで主目的が「リアルへの誘導」であれば、高精度の映像での制作がポイントのひとつとなります。

大平印刷株式会社の「VR施設案内ツアー」は360度死角なく、リアルの施設見学に近い視野角で空間を体感できます。また、目的によっては「TAIHEIドローン」と称されるドローン映像を織り込めます。

ドローン撮影は2名のプロカメラマンによって、操縦と撮影の担当を分けた2オペレーションで行います。これによって、映り込むもの全体を考慮しつつカメラワークにもこだわることができるため、クオリティの高い撮影と安全なフライトを実現しています。TAIHEIドローンのスタッフは、国交省の全国の包括許可はもちろん、認定団体の訓練をうけて無人航空機操縦者技能証明も取得しています。

目的に応じたバーチャルツアーの制作を検討してみてはいかがでしょうか。

 

大平印刷株式会社のメタバース&VR
https://www.taihei.co.jp/xr_vr/

「TAIHEI ドローン」
https://www.taihei.co.jp/taihei-drone/

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