ユニバーサルプリンティング(印刷のユニバーサルデザイン)

カラーユニバーサルデザイン。「人にやさしい」印刷物の1つのキーワードとして「カラーユニバーサルデザイン」があります。


情報を正しく伝えるために、わかりやすく、見やすい印刷物を作るには、「文字の大きさ」や「分かりやすい表現」はもちろん、「識別しやすいカラー」に対する配慮が必要になってきます。
特に「カラー」は重要なポイントです。
しかし、人間の色の感じ方は一様ではありません。赤と緑の区別がつきにくいなど、さまざまな色覚を持つ人もいます。印刷物においても、こうした多様な色覚を持つ人々に配慮し、より多くの人にきちんと情報を伝えていく必要があります。
それが、「カラーユニバーサルデザイン(CUD)」の考え方です。
それは一般の人にとっても「整理された見やすいデザイン」であるのです。


色覚のタイプ別に見える色のシミュレーション図

上の図は、色覚のタイプ別に、それぞれの色がどのように見えているかを示しています。P型・D型の方は赤と緑はほぼ同じ色に見えていることがわかります。
日本人の約40人に1人が色弱者と言われています。
全世界の色弱者の方の数は約2億人で血液型AB型の男性の数に匹敵します。これだけ多数の人々に配慮せず、印刷物を作成することは情報伝達が十分におこなわれていないことになるため、各企業のCUDに対する取り組みが活発化してきています。CUDに配慮すべきものの典型例としては、「表」「グラフ」などがあります。

※日本人男性の20人に1人(約305万人) 日本人女性の500人に1人(約15万人)



図:左側、一般色覚の方。右側:P型の方

上の円グラフを例に見てみますと、色弱の方には、となり同士の領域の色の境目が分かりにくい場合がありますので、使用する色に気を使うことはもちろん、それぞれの領域に柄を入れたり、境目には縁取りを施すなどの配慮が必要になります。
また、色だけに頼るのではなく、色以外の要素を兼ね備えて表示することが重要になるのです。


カラーユニバーサルデザイン3(+1)原則
  1. 実際の照明条件や使用状況を想定して、どのような色覚の人にもなるべく見分けやすい配色を選ぶ。
  2. 色だけでなく「形の違い」「位置の違い」「線種や塗り分けパターンの違い」などを併用し利用者が色を見分けられない場合にも確実に情報が伝わるようにする。
  3. 利用者が色名を使ってコミュニケーションすることが予想される場合、色名を明記する。

+1.その上で、目に優しく見て美しいデザインを追求する。


※出典:CUDO(カラーユニバーサルデザイン機構)より




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インタビュー企画「カラーユニバーサルデザインの現在」


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